「品質」への取り組み
改善を繰り返すことで蓄積されたノウハウと、高い技術を持ったオペレーターによって、各工程で質の高い製品を生み出します。
また、2020年に工場を増設、最新の機械を追加導入して生産力も飛躍的に向上。国際規格に基づいた作業マニュアルはデジタル化され、手順動画と合わせて活用することで、安全で丁寧な作業はもちろんのこと、標準化された作業体制を作っています。
万全の品質管理
人の力と最新の品質管理機器を用いて、各工程で厳しい検査を行っています。
自社一貫体制だからこそ可能な品質向上への取り組みです。
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- 欠点検出機
- 印刷機、ラミネート機すべてに設置されています。
高速稼働時も問題を見逃しません。
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- アウトライン検査機
- 印刷・ラミネートで発生した問題点を目視確認し、検査をしています。
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- 引張試験機
- ラミネートやヒートシールの強度を測定します。
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- ガスクロマトグラフィー
- 溶剤の残留状態を測定します。
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- ホールマーカー
- 版下と青焼きの照合を行います。
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- トレーサビリティカメラ
- 品質向上の改善対策に使用しています。
「衛生」への取り組み
食品はまず「安全」であることが大前提です。
食品パッケージの製造が大半を占めているため、食品製造と同等の衛生に関する取り組みを行い、手にとっていただけるお客様の「安心」のため、国際基準に基づき徹底した管理を行っています。
- 食品事故のリスク削減へ
FSSC22000の認証取得 - 2019年10月、国際的な食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」の認証を取得しました。
このマネジメントシステムを運用していく全社一体となった組織を作り、ハザードポイントの抽出と社員による改善提案を含めた対策の実践で、安全・安心な製品をお届けしています。
- 徹底した入室管理
- FSSC22000に準じた管理で徹底して外部からの異物混入をチェックしています。
従業員が工場へ入る際に、吸引にてゴミ、毛髪の除去を行ったのち、非接触型のタイマーを用いて一定時間粘着ローラーによる除去。
健康チェック、手洗い・消毒を行うとエアシャワー室が解錠します。お客様へ安心をお届けするため、入室から丁寧な行動を心がけています。
- 工場内の気温、湿度、気圧を最適にコントロール
- 工場内はクリーン度を保つための構造となっています。
HEPA フィルターの使用や全体換気によってクリーン度の維持と従業員の健康管理を推進しています。
また、工場内の気圧を外気よりも高く保つことにより、ホコリや虫の侵入を予防する陽圧管理を実施しています。
「環境」への取り組み
私たちは、健全な事業活動と有限なエネルギーを有する地球環境との共生を目指し、廃棄物の発生抑制、3R(リデュース・リユース・リサイクル)に積極的に取り組み、循環型社会推進に向けて努力しています。
- VOC(揮発性有機化合物)排出を抑制、グリーンプリンティング認定
- VOCは、大気中の光化学反応によって光化学スモッグを引き起こす原因物質のひとつとされています。
VOC排出抑制設備を設置し、抑制に積極的に取り組んでいます。
- 工場の屋上にソーラーパネルを設置
- 2024年11月、本社工場棟と自動倉庫の屋上に898枚のソーラーパネルを設置しました。
年間発電量は360MWhで約90世帯が1年間に使用する電力量に相当します。
Co₂削減量は151ton-Co₂で約55世帯が1年間に発生させる Co₂を削減します。
社内活動
安全・安心のために全社で対応するもの、従業員の育成を促すための仕組み、従業員間のコミュニケーション場面を作り出すなど、「人のつながり」から生まれる力を大切にしています。
- 5S委員会
- 整理・整頓・清掃・清潔・しつけをあわせて「5S」活動と呼び、朝の10分間の環境整備を毎日実施しています。
- 改善提案
- 日頃の業務、会社内のあらゆるポイントにアイデアを発言できる改善提案。月ごとに提案を見える化し、優秀提案・最多提案者は月間表彰され、新年会では年間表彰を行っています。
- 社員スキルの可視化プロジェクト
- 社員の作業スキルを可視化したスキルマップを作業場所に掲出。
スキルアップの指針として活用しています。
- メンター制度
- 組織内の育成プログラムとして、新入社員をサポートし指導するメンター制度を導入。
新入社員の目標設定や問題解決、スキル習得などさまざまな場面でサポートします。
- 多能エ及び資格取得応援制度
- 組織内育成プログラムの位置付けであり、作業効率向上、休暇取得推進などを目的に多能工を進めています。
また、資格取得も積極的に支援。
未来に向けた取り組みを進めています。